上腕の脂肪吸引をした人の体験談です。
体験した人の年齢は30代。基礎代謝も落ちてきて、運動や食事制限など、自分だけのダイエットに限界を感じて美容外科に足を踏み入れた人の話です。
自分で二の腕の脂肪吸引について調べたところ、二の腕だけの脂肪吸引は痛みもなくて、ダウンタイムも短そうでした。わりと手軽な手術に感じたため、最終的に症例写真が多くて安かった大手美容外科を選びました。
麻酔込みで12万円前後でした。担当は若い女医でした。
麻酔をかけるとうつらうつらと意識がなくなります。
目が覚めたときは、途中で麻酔が切れてきて医師と看護師が世間話しているのが聞こえてきます。「痛い、痛い。」と言いながら目が覚めました。
その時ちょうど右腕の脂肪吸引をしていましたが、私が痛がったのでそこで終了になりました。これが仕上がりに影響を与えることになったのですが。。
完全に目が覚めると、既に両腕にはバンテージが巻かれていました。拍子抜けするくらい痛みは無かったです。それよりもバンテージの上からでも二の腕が細くなっているのがわかってうれしかったです。
痛みどころか、違和感やだるさもなく、手術をしたことを忘れそうな勢いでホテルへ帰りました。カフェに寄って帰ったくらいです。手術をしたのは夏でしたが、バンテージの腕を隠すためにパーカは羽織っていました。
ホテルへ着いてからも嬉しくて鏡に映る二の腕をみていました。そこで「左より右のが太い??」と気づきました。右腕も手術前に比べればだんぜん細かったですが、触った感じも明らかに右腕のほうがお肉が残っていました。
すぐに、「ああ、麻酔がきれて途中で終わったせいだな」と思いました。
翌日も左右差は多少ありましたが、痛みもなく本当に手術したこと忘れるくらいでした。内出血で皮膚の色が黄色っぽくなって、肘にはカニューレを入れた跡が肘にありますが、腫れたりはしませんでした。
ただただ診察が終わるまでの1週間をホテルに泊まって観光したり暇つぶしをしていました。
1週間後の診察で医師へ左右差のこと告げましたが、案の定というか、「腫れもあるので経過観察しましょう」ということになり自宅へ帰りました。
仕事は1週間後から再開できました。皮膚の色はまだ茶色っぽくてカニューレ跡もあります。仕事場には脂肪吸引することを告げていましたが、バンテージもしているので常に羽織り物はしていました。
バンテージは2か月くらいはしていました。半年たっても術直後の細さとあまり変わりませんが、まだなんとなく光に当たると皮膚がなめらかではないような、どこか自然でないような感じがありました。
皮膚の色もまだ完全に元通りでなく、くすんでいました。手術をするとやっぱりどこか不自然な部分は出てきます。これは他の手術をしたときにも感じたことです。
手術をして1年目でもまだ多少の不自然さもカニューレ跡も残っていたと思います。それでも多分、自分だけが気になるレベルでした。というか自分でも気にしなければ忘れています。
2年くらいたって「そういえば傷跡どうなったかな」と見てみたときには完全に消えていました。
噂通り二の腕の脂肪吸引は気軽にコンプレックス解消できる手術でした。
私の中では気軽さや効果がデメリットを上回ったので、脂肪吸引をしてよかったと思います。現在は脂肪吸引をして5年以上たちますが、太っても以前ほどは二の腕が太くなりません。
わたしの場合、デメリットはまず左右差です。多少の左右差も気にする人は気にすると思います。運動をしたりパソコンをしたり、生活に支障をきたすようなことはありません。それでも予想していなかったこととして、より細くなった方の左腕で長時間肘をつくと痛いときがあります。そういうときは肘の下にハンカチを敷いたりしています。
左右差や多少の皮膚の不自然さを覚悟で、それでも細さをとる!という人にはメリットのある手術だと思います。