脂肪を瞼に入れることによるリスクは、おもに凸凹になってしまうことです。とくに目を閉じたときに凸凹が目立つことが多いでしょう。
脂肪注入は注射器で脂肪を入れるため、瞼の状態を見ながら注入できるので凸凹になりにくいです。ですが吸収される率も高く、最終的には当初の3、4割くらいしか残らないと言われています。また、吸収されていく過程で凸凹になることも多々あります。
脂肪移植は瞼を切開して脂肪の塊を直接瞼に入れるので、7割くらいは吸収されずに残ってくれます。ただし凸凹になりやすいリスクはあります。これは腕のいいドクターに任せればこの凸凹はそんなに気にする問題ではないと思われます。実際に私よっちゃんは脂肪移植をしましたがまったく凸凹しておりません。
二重切開法をやる方なら、どのみち瞼をあけるので、脂肪を入れたいならこのタイミングで一緒にやった方がよいでしょう。
ヒアルロン酸などはいずれ吸収されてしまうので問題ありませんが、脂肪は定着してしまうため、凸凹になると再び瞼を切開して脂肪を取るといった作業が必要になります。
凸凹を治そうとして下手にマッサージをしてしまうと、必要な部分の脂肪に対しても脂肪を流してしまう可能性があるので、あまり瞼には触らない方がいいです。
大体は脂肪を入れた直後から1カ月の間にどんどん脂肪が吸収され、瞼がすっきりしてきます。そして3ヶ月たつとちょうどよくなり、4カ月くらいからまだ少し脂肪が吸収されていき、少ししぼんだ状態になります。
5か月もたてば完全に定着し、それ以上はほとんど変わらないようになるでしょう。
最初に少し多めの脂肪を入れるのが通常のやり方ですが、欲張って多めに入れすぎてしまうと、脂肪組織が瞼の中で死んでしまい、塊となってゴロゴロするようになったり、定着せずにかえって脂肪が流れてしまうといったことが起きます。
やや物足りないくらいがちょうどよい結果が得られるでしょう。