アンチエイジングにいい…と言われる食材はたくさんありますが、やはり身近で、手軽に手に入る食材でなければ続けられませんよね。
また、手っ取り早く効果を出すために、一番強力な食材を食べたいところ。
アンチエイジングにとくに必要な栄養は、
ビタミン
効果酸化作用
のふたつです。
ビタミンは肌にハリをもたらしたり、表面を美しくしてくれます。抗酸化作用は体が酸化するのを防ぐため、体がサビないようにするためのものです。
このふたつの栄養素が、アンチエイジングの要となります。このふたつが豊富に含まれている最強食材を5つご紹介します。
ブロッコリーには、ビタミンC,E、カリウム、マグネシウム、カルシウム、そして食物繊維が豊富に含まれています。そのため便秘解消によく、肌をキレイにする効果が高いのです。
また、ブロッコリーはアブラナ科ですが、これに含まれているイソチオシネートという抗酸化成分が、消化のする時にビタミンと混じり、高い抗酸化を発揮するのです。
抗酸化作用が高いということは、それだけ酸化が抑えられるため、体の中から老化を抑えてくれます。
ただ、イソチオシネートに関しては熱に弱いため、さっとゆでたあとはなるべくサラダで食べたり、ゆでる場合はシチューなどに入れてスープごと摂取するとよいでしょう。
アボカドは美容の王様といってもいいほど、アンチエイジングに嬉しい成分がたくさん入っています。
アボカドには、 ビタミンE,A,B1、B2、B6、Cと6種ものビタミンが含まれています。また、銅、亜鉛、鉄、コエンザイムQ10、リン、カリウムと、体にイイ物がギッシリ詰まっているのです。
その中でもとくにアンチエイジングによい成分は、 コエンザイムQ10と、ビタミンEによる抗酸化作用です。
また、カリウムには利尿作用があるため毒素を出したり、むくみの改善に役立ちます。
ビタミンB6はホルモンバランスを整え、ストレスを軽減してくれる作用があります。こうした成分も、アンチエイジングには不可欠でしょう。
また、ビタミンAは細胞を分解する効果があり、お肌のターンオーバーの働きを良くしてくれます。肌荒れやシミをできにくくし、綺麗なお肌をキープしてくれます。
アボカドは一日に半分摂取すれば、体に必要なビタミンやミネラルが補えると言われています。まさに美容と健康を保つスーパーフードと言ってもいいでしょう。
セロリは昔から万能薬と呼ばれており、ビタミンがバランスよく含まれています。
美容に欠かせないビタミンはひとつの成分だけ摂取しても意味がなく、すべてのビタミンをバランスよくとることで効果を発揮します。セロリは最初からビタミンのバランスがよいため、これだけ食べていれば、ビタミンが効率よく摂取できるわけです。
また、セロリにはカリウムが含まれ、利尿作用があります。毒素を出したり、むくみの改善に役立つでしょう。
食物繊維も豊富なので便秘解消にもよいでしょう。アンチエイジングにもってこいの食材なのです。
カプリカには赤や黄色、オレンジなど、いくつか色がありますが、色により多少効果が違います。
どのパプリカを選んでも ビタミンB群、Cが豊富に含まれており、シミやソバカスを防ぐ効果が期待できます。
そして、とくに効果が高いのが赤パプリカです。
赤パプリカには、カロテン、ビタミン類が豊富に含まれていますが、それ以上に カプサイシンという成分が、強い抗酸化作用をもっています。
カプサイシンがあるからこそパプリカが赤くなっており、赤唐辛子にも含まれている成分です。 この成分の強い効果酸化力は、アンチエイジングに効果的です。
パプリカを選ぶときは赤にしましょう。
イチゴはビタミンCを多く含み、カリウム、鉄分、ミネラル、抗酸化ポリフェノールがつまっています。
また、イチゴの赤い色はアントシアニンを含んでおり、強い抗酸化作用があります。
大体6~7粒口にすると、一日に摂取したい栄養が取れると言われており、バランスよく栄養素が含まれているのです。
いちごの酸っぱい成分からもわかるように、酸っぱい食べ物は体が酸化するのを防いでくれます。すっぱい食べ物はほかにもグレープフルーツやキウイなどもありますが、そのなかでもイチゴは栄養バランスがよいため、相乗効果で体によい影響をもたらします。
私たちは、どうしても一番強力な食べ物を食べたいと思いますが、ひとつの成分だけ強力でも意味がありません。バランスよく栄養素をとってこそ、体の中で反応します。
美容に良いものを食べているのに効果が感じない人は、バランスが悪いのかもしれません。
体の酸化を食い止めることがアンチエイジングです。若いうちは抗酸化酵素が働きますが、年齢とともに減っていきます。
これを毎日積極的にとることで、酸化を防ぐことができるでしょう。