頬骨切りの手術を考えている人は、それにともなうリスクを合わせて考えておきましょう。
クリニックでは良いことしか言ってくれないし、あまりデメリットは語らない医者が多いですが、現実はリスクも多くあるのです。
とくに頬骨切りの手術をすれば、これまで皮膚の中にあった骨や肉がなくなるのですから、皮膚が余る…というのは単純に想像できることですよね。いわゆる、たるみの発生です。
頬骨切りの手術は、たるみがでやすい手術です。たるみを感じない人も中にはいると思いますが、たるみができてしまう可能性もすくなくないことを覚悟しましょう。
ネットでも頬骨切り手術の口コミを見てみるとわかると思いますが、経験者のほとんどに術後のゆるみに悩んでいます。どんなに若いときに頬骨切りしても、すくなからずゆるみが出てきてしまいます。
私が手術したのは20代後半でしたが、顔だけでなく、首にもたるみができました。これを解消するために数年後にフェイスリフトをしています。
ほかにも頬骨切り手術には左右非対称のリスクや、顎関節の異常などのリスクもあるので、術後のケアや生活のことも考えて手術にいどむべきでしょう。また、それを修正するための費用のもことも計算しておきたいところです。
私の場合は、タルミ防止のバンテージ1、2か月はしていました。術後半年~1年くらいまでは皮膚が張っていたので若返ったような状態でしたが、落ちついて馴染んできたころ、ゆるみが発生します。
加齢しているので当然、すくなからずたるみは発生しますが、自然なたるみとは違った、不自然なたるみが出てきます。首の下など、予想外なところにしわ寄せがきて、首にシワができてしまいます。
一度できてしまったものは、フェイスリフトでしか修正できないかもしれません。
わたしは1回目の手術で失敗をし、修正を考えてから初めて、骨格の3DCTを撮影をしました。
そのため、一番初めの、何も手を加えていない状態の骨格がわかりません。そうすると、術前後の比較の仕様がないので、医師から元々こうだった、歪んでいた、等言われてしまったら反論することができないのです。
最近では、手術前に3DCTを撮影することがあらかじめセットになっているところもあるようですが、なくても必ず術前の自分の骨格を記録しておくことをお勧めします。
この手術を受ける人はあまり想像していないだろうと思いますが、私は顎関節にも異常が出ました。 頬骨と顎関節の骨の位置関係が変わったためだと思いますが、手術前まで出来ていた口の開き方ができなくなりました。
機能面の問題が出ることは予想していなかったので、手術を受けてから知ったかなりショックな現実でした。
個人的には、この手術の満足度は5%くらいです。成功者もいると思いますが、頬骨を削る手術は難易度が高いため、安易な考えでやってしまうと、後悔する可能性の方が高いように感じます。これから手術を考えている人は、コンプレックスを余計に感じてしまう可能性も考えてみてください。