顔のたるみ治療として最も手軽なものは、超音波を使ったものや、高周波などのレーザーです。
これらは副作用が少なくエステ感覚で受けられる気軽な施術ですが、副作用がないということは効果もそれなりだということを知っておきましょう。
超音波やレーザーの効果はとても小さく、1度施術を行ったくらいではほとんど変わりません。術前と術後で自分で写真を撮ってみるとよくわかります。なのでどこのクリニックも大抵、何度も繰り返し施術を受けることを推奨しているはずです。
何度もやっていくうちに、3、4回目くらいで少し効果が改善できたような気がする程度ですが、その分、費用はとてもかさんでしまいます。
超音波やレーザーは皮膚の表皮や真皮に作用するものが多いです。たまに脂肪層や筋肉のSMAS層と言われる筋肉の部分にも届く機械がありますが、効果が届いたとしても所詮はレーザーや超音波の力なので、効果は微々たるものです。
肌の表皮の赤ら顔やニキビなどのトラブルを治す程度であれば、超音波やレーザーは効果的ですが、たるみなどの筋肉層から改善すべき治療に関しては、ほとんど効果はないと思ってよいでしょう。
たるみを改善したい場合はほかの施術を検討した方がよいです。
超音波やレーザーは赤ら顔やニキビなどのちょっとした肌トラブルや、肌質を良くするために利用する。そのくらいの位置づけに考えておくのがよいでしょう。
超音波やレーザーだけで本気でたるみ治療をしようと思うと、毎週施術を受けて、かつ何年も継続的にやらなければなりません。
コスト面で考えても、決してよい施術とは言えないので、やはりたるみ治療をしたいときは思い切って外科手術にチャレンジしたほうが満足のいく結果が得られます。