二重埋没法は瞼に糸を通すだけなので大きな腫れも2週間程度で収まるし、手軽に受けることができます。ただし、手軽な分、取れてしまうことが多いのも難点です。
豆腐を糸ですくった時の状況をイメージするとわかりやすいですが、瞼をこすったり年数がたつにつれ、だんだん糸の固定が緩んできて、二重のラインがぼやけてきて、最後には取れてしまいます。
とれると言っても埋没法の糸は瞼に残っているままなので、二重が取れてしまったからといって何度も埋没法手術を受けると、その分糸が瞼にかさばり、眼瞼下垂になっていきます。ひどいケースになると目に障害が出てきた症例もあります。
瞼の薄い人はそれだけ埋没糸にかかる負荷が少なくなるため、糸が取れる可能性が低く、一生もつ人もいます。
ですが瞼が厚い人は糸が外れる可能性が高いため、切開法に踏み切ることを考えた方がいいです。ただし、切開法をやったことがない人はまずは埋没法で様子を見た方がいいです。埋没法はやり直しがききますが、切開法は1度手術をすると修正が困難だからです。