二重埋没法は糸で通すだけなので、二重のラインを点で支えているだけです。日本人はとくに目頭側の皮膚がしっかりしていて強いため、糸でつる力よりも皮膚が引っ張る力の方が強く、末広型の二重になりやすいです。
切開法は末広型にも平行にも逆末広にもなる可能性を秘めています。しっかりと瞼の中でラインを癒着させるため、一度平行型にしてしまうと、再び末広型にするのはほぼ不可能です。
埋没法を何度かやっていて、ラインが取れてしまうので切開法に踏み切る人はたくさんいますが、埋没法のデザインを切開法で再現するのは、ドクターの腕によって大きく結果が左右されます。
埋没法は比較的シミュレーションした通りの目になりますが、切開法は瞼の中の脂肪を整理したり、場合によっては皮膚を切り取ったりするため、瞼のバランスが崩れ、最初のシミュレーションとはやや形が違う結果になることも多いです。熟練した医師であればこの誤差を限りなくなくすことができます。