皮膚科にいくと塗り薬タイプのステロイドを処方されることが多いですが、これは使わない方がよいです。
たしかにステロイドの効果は大きいので、短期間で使用する分には劇的に肌が改善します。ですが長期にわたってステロイドを使っていると、皮膚が薄くなって毛細血管拡張症を引き起こします。皮膚が赤くただれてしまい、余計にひどくなるのです。
ステロイドを使っている人は徐々に弱いものに切り替え、最終的には使わないようにします。ステロイドを急にやめると反動で皮膚が余計に悪化してしまうことがあるため、少しずつやめるようにしましょう。
人間の指先というのは実はもっとも汚い部分です。 とくに電車の手すりや、共有のパソコンなどに触れたあとの手は、目に見えない汚い菌がたくさんついているため、その汚い指先で顔を触ってしまうと、ニキビや湿疹ができます。
顔がかゆいときは我慢するか、洗顔したり、手を洗ってから顔を触るようにしましょう。
髪の毛も指先と同じく、菌が付着しやすい場所です。また髪の毛の刺激によって刺激性の湿疹ができることがあります。
これは身体が弱っているときはとくに症状がでやすく、髪の毛がかかった部分が赤くただれることもあります。前髪はなるべくあげ、サイドの髪も顔にかからないよう束ねておくことが理想です。
うつぶせや横向きで眠ると、枕との摩擦で肌が荒れてしまいます。せっかく顔にクリームを塗っても、枕がすべてふき取ってしまい、乾燥もすすみます。
また、不潔な枕で眠っていると肌荒れの原因となるので、枕カバーはこまめにカ変えましょう。
古い角質があると、肌の表面がゴワゴワするだけでなく、肌が水分を吸収しにくくなります。さらに古い角質が水分を吸ってしまい、肌の内部まで水分が浸透しないため、乾燥肌を招きます。
古い角質がある状態でメイクをすると、そのメイク汚れと皮脂が混ざったものが角質に留まり続け、ニキビや吹き出物の原因となります。
チョコレートを食べるとニキビができるとか、肉ばかり食べていると肌がくすむとか、よくそうしたことが言われていますが、これらを食べたところで次の日にいきなり肌トラブルを起こすことはありません。
たしかに食生活も大事なのですが、食事療法は長期的に見て肌質を改善させるものです。 肌にダイレクトに影響を与えることは、食事ではなく、やはり肌に直接触れているものの影響が大きいため、洗顔の仕方やメイク、スキンケア、これらをまず見直すようにしましょう。