まず大前提として、クリニックではなくドクターで選ぶことが大切です。
初心者はつい美容外科のブランドや、テレビCMが多い美容外科を選んでしまいがちですが、大手チェーンの美容外科には罠がたくさんあります。
たしかに、大手チェーンの美容外科はネット上にもたくさん広告が出ていますし、ホームページも情報もきれいに整理されています。そのためあたかもちゃんと手術もしてくれそうな印象がしますが、実際に手術をしてくれる医者は、まだ美容外科医になって数年の新米ドクターであるケースも多々あります。
大手だから安心…なんて選び方は絶対にしてはいけません。
もちろん、大手チェーン美容外科にもいい腕をもつドクターはいるので、一概にチェーンがすべてNGと言っているわけではありませんが、クリニックで選ぶのではなく、あくまでドクターで選ぶことを忘れないでください。
クリニックには、
があります。
普通の人は、腕のいいドクターがいる病院を選ぼうとするでしょう。目や鼻の手術なら、そこまで設備にこだわらなくてもいいかもしれません。ですが大きい手術になるほど、身体の回復に必要なリカバリールームなどの設備も必要になります。
たとえば飛行機を使って東京のクリニックまで出向き、設備がないところで大きな手術をしたために、激痛の中歩いてホテルへ戻る…というケースもあります。全身麻酔で体力も消耗している中、帰らされるケースもあるのです。
数は少ないですが骨切り手術などの大きな手術の場合、入院を必須にしているクリニックもあります。入院すれば、ドレーンや点滴でより回復が早くなる処置もしてくれます。大きな手術をするときは、できれば入院できる施設を選ぶことをお勧めします。
ドクターの評判を聞きつけて、わざわざ飛行機で遠い場所へいって施術を受ける人がいますが、術後の経過観察や、何かあったときにすぐカウンセリングを受けられるようにすることは、とても大切です。
とくに韓国で整形すると、言葉の壁もありますし、通訳がいても伝えたいニュアンスがすこし違って伝わったりするので、ドクターとの食い違いが起きやすくなります。
通えるクリニックを選びましょう。
安さを求めて、どうしても大手チェーンの安い美容外科でやりたくなってしまいますよね。
安くてドクターの腕もよければ最高ですが、安いクリニックは新米ドクターの経験を積ませるために料金を安くしているところも多くあります。
注入系などの簡単な施術であれば、安いクリニックへ行っても大問題には発展しにくいでしょうが、二重切開や骨切りなど、メスを使う施術は経験やセンスが、仕上がりに大きく左右します。
どうしても安い美容外科に行きたいときは、リスクのすくない施術に留めておきましょう。
自分の身体にメスを入れるのですから、どんな手術なのか自分でも調べて勉強しておきましょう。どんな方法があって、どんなリスクがあるのか?自分である程度の知識をつけておかないと、医師選びさえ始めることができません。
ドクターのやり方に納得できた場合だけ、手術を任せましょう。「よくわからないけど名医だからきっと大丈夫」という【期待】だけで動いていると、後で後悔することになります。